おんぞ祭り


歴史がよみがえる、おんぞ祭り

 「伊勢の神宮に神御衣を収める」という初生衣神社の役割に基づき4月第2土曜日に行われる例祭がおんぞ祭りです。当日は朝からおんぞ祭りに関わる濱名惣社神明宮の清掃をし、神明宮内の天棚機媛命社を清めます。初生衣神社からは神御衣が運ばれ、お祓いした後に天棚機媛命社にて預かります。午後になると初生衣神社「おんぞ奉賛会」が「おんぞ奉献」「皇大神宮神御衣」などと書かれた幟旗(のぼりばた)をたて、行列をつくって天棚機媛命社に納められている神御衣を受け取りに来ます。

 

 昔も神御衣を伊勢の神宮に納める際には農民たちが送り出すのが慣例となっており、昔の儀式の形を今に残していることが分かります。祭りは近隣から多くの人が集まりますが、厳粛にかつ盛大に執り行われます。

※画像はおんぞ祭りの様子


おんぞ奉賛会や地元の人々の功績

 おんぞ奉賛会には県西部地域での遠州織物工業協同組合の会員などの繊維会社経営者代表や町内関係諸団体代表、有志などが所属しています。

 明治18年(1885年)まで続いていた神御衣調達の儀はいったんとだえました。それを復活させたのがおんぞ奉賛会。昭和43年(1968年)に結成後、この儀を「おんぞ祭り」として復活させたのです。おんぞ祭りは機織りの神様である天棚機媛命を祀り、遠州織物の聖地になっている点から多くの繊維業関係者が注目している祭りでもあります。